恵比寿美容室Ref hair

恵比寿Ref hair│大人のための小顔カット美容室

普通の美容師が海外で美容室を開いたら大変なことになった!/ずっこけオーナーのドタバタ日記vol.18~台湾衝撃の事件!!

約8分
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美容師伊藤
こんにちは。アメリカ/ラスベガス台湾/台北東京/恵比寿美容室を出店している現役美容師の伊藤です。

このブログでは、何も知らない普通の美容師が、東京で美容師を続けながら、なんとなく開いてしまった海外美容室で、

  • 数々あった衝撃の出来事
  • たくさんの失敗
  • 海外美容室での日々の出来事

等を赤裸々に書いていきます。(ただ、あまりにも恥ずかしい内容は、割愛させて頂くかもしれません(-_-;))

個人の美容師さんや、ごく小規模の美容室さんが、今後海外へ美容院を出店する際に少しでも参考になれば。という気持ちと、

このブログを見た美容師さんが、うちの海外美容室のスタッフとして来てくれれば(笑)という、期待を込めて……

また、今でこそ中国語は問題なく話せますが、台湾美容室開店当初、まったく言葉が話せなかった僕が、どうやって基礎もままならない現地台湾人スタッフに教育をしたのか

といった内容も公開していきます。

美容室オープンの経歴

さて、前回の上海編の記事で書いた、台湾のパートナーから来た中国語のメール

ここには、『衝撃の内容』が書かれていました。

これにより、大きなピンチを迎えることとなります………(;’∀’)

前回の『上海編』の内容はこちらから↓

前回の『台湾編』の【台湾美容室オープン決定!】の内容はこちらから↓

台湾パートナーから来たメールを翻訳してもらったら…

前回の台湾にて、【世紀美容室のオーナーのリャオ】と『来年』一緒に美容室を開くことを約束したのが1,2か月前。

来年に向けて、美容室で使う教育資料を整えたり、お店のルールを決めたり、準備を始めていこうと、色々イメージを膨らませていた頃。

それでもまだ、オープンまでは1年以上あると考え、比較的ゆとりがあった時期。

一度行った上海には、継続して行き、上海でもお客様を増やしながら、その後展開できればいいなと考えていた頃、

2度目の上海から帰って間もなく、台湾の後の美容室パートナーとなる予定の『リャオ』から1通のメールが届いていた。

そのメール自体は残っていないが、すごく短い内容だったのはハッキリと覚えている。

特に中国語に関しては、今と比べ、翻訳機能がイマイチだったインターネットでの自動翻訳では、細かい内容はわからず、

ただそのメールの中に、【美容室】という言葉があったのと、

書かれていた内容が【過去形】だったことだけははっきり分かった。

なんとなく内容は理解できた感じもしたが、その理解できた内容は、『絶対にあってはならない事』であったため、

(うん。やっぱり中国語は難しい。翻訳機を使って、なんとなく自分で理解できた内容はありえないから、絶対に間違っている!!)

と何度も自分に言い聞かせ、それでも何が書いてあるのかを知る必要があり、その頃お願いしていた台湾人の学生の子に、リャオからのメール内容の翻訳をお願いした。

その日の朝、台湾人の子に翻訳以来のメールを送り、そのまま当時スタッフとして働いていた恵比寿の美容室へ仕事に向かった。

仕事中ずーっとモヤモヤしていて、お願いだから自分の予想している結果にならないでと、何度も祈っていた。

当時はまだ、『スマホ』がなく、メールは自宅にあるパソコンでないと確認できなかったため、仕事が終わると急いで自宅へ帰った。

メールを開くと、お願いしていた翻訳結果の返信がきていた。

おそるおそるメールを開くと、そこには

「台北にとても良い美容室の居ぬき物件があったそうです。なので、契約した。と書いてあります。」

と書かれていた。

一度目をつぶってみる…

(見間違えであってくれ……。うん。今日一日ソワソワしてたから、気持ちが高ぶって、上手く日本語が見えてないのかも…)

もう一度目を開けて、再度メール内容を確認した。

さっきの内容と同じだった…

とりあえず、気持ちを落ち着けようと、お酒を飲んでみた。何にも考えられない。『無』であった…

少しして、再度メールを見てみるが、やっぱり内容は変わらない…

うーん…。これどゆこと???????

前回、台湾のリャオと約束したのは、『来年』一緒に美容室を出すこと。だった。

そのために次回台湾に僕が言った時に、まずはどんな物件があるのか、一緒に見て回ろう。という約束を交わしたはずだった…。

状況が全く把握できず、2,3日そのまま過ごした後、リャオにメールをしてみた。

「物件を借りたとは、一体どういうこと???」

返答はやっぱり同じで、とにかくいい物件があったから契約した。ということだった。

『来年』美容室を一緒に開くと約束したのが、2010年1月。彼が物件を借りたのが、2010年3月。

なぜ来年と約束したのに、勝手に物件を借りてしまったのか?

状況が良くわからないまま、当時継続してお世話になっていた、台湾の『山田屋』という宿屋のオーナーに連絡を取り、その物件を見に行ってくれないか?とお願いしたところ、

快く引き受けてくれて、すぐに現地に行ってくれて店舗の写真をとり、メールで送ってきてくれた。

いわゆる【居ぬき物件】の当時の写真を少し

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↑ここに写っている、フロントの画像が一番衝撃だった(*’▽’)

ヘアスタイルの画像なのだろうが、なぜだか見切れていて、さらに、少し斜めになっていた( ;∀;)

恐ろしい文化の違い( ;∀;)

送ってもらった 【居ぬき物件】 の美容室の画像は、自分が好きなイメージではなかったものの、当時の台湾では確かに比較的綺麗なほうであった。

ただ、色々なもやもやがあり、何とも言えない気持ちが続いていて、いずれにしてもまずは物件を借りた経緯を直接聞く必要があった。

あまりにも突然で、自分の予定と大きくズレていたので、すでに借りてしまっているその物件で、自分が美容室を開くイメージがつかず、

その頃は『断ろう』という気持ちの方が大きかった。

次回の台湾行きは、まだ先だったので、とりあえず【Skype】にて通訳を入れて3者通話で話してみることにした。

その頃のネット通話は、3者通話で、しかも海外が相手に含まれると、ネット環境なども悪かったのもあり、通話は途切れ途切れだった。

思うように会話が進まなかったので、最も大事な部分である、『来年美容室を開くと約束したのに、なぜ今年、すぐに勝手に物件を借りてしまったのか?』

という事だけを、しっかり聞こうと思い、通訳してもらった。

リャオ「あなたが来年と言っていて、たまたま近くに良い物件あったから、来年になった今、借りたんだよ。」

僕「だから、まだ来年になっていないでしょ?予定よりずっと早すぎるんだよ!」

リャオ「何を言っているの?来年になっているよ!!!」

僕「????????」

はたして、通訳をはさんでいても、リャオが何を言っているのか、1ミリも理解できなかった。

その頃の僕は、ただ何となく面白そうで台湾に行っていて、

何となくリャオと美容室開いたら「彼が色々やってくれて、楽して金稼げるんじゃね?」と思い立っただけで、

美容室を開くからといって、台湾の事を深く知ろうとしたわけでもなく、元々台湾に興味があったわけでもなく、

たまたまその土地に『お客様』がいたために、台湾に行き始めただけで、台湾の事は何一つ知らなかった。

通訳の子が状況を察してくれて、話し始めた。

「伊藤さん、台湾では旧正月というものがあります。こないだの旧正月は2月だったので、今はもう来年です。」

僕「??????」

こないだ台湾に行ったのが、1月、調べてみると2010年の旧正月の元旦は【2月14日】だった。

僕「・・・・・・・( ;∀;)( ゚Д゚)((/ω\)」

おそるべし、文化の違い…。

リャオの【来年】と僕の【来年】には、実に1年近くも差があったのだ…。

とりあえず、通訳の子からリャオに事情を話してもらい、僕らはようやくお互いの『大きな誤解』に気づいた。

(それにしても、約束では次回台湾に行く時に一緒に物件を見に行こうって言ってたのに…)

とも思っていたが、もう事実は変わらないので、そこには触れずに、

「とりあえず、自分としては早すぎて、お店の教育等の内容や、もろもろ決めたいことも決まっていない。
あとはお金もまだ足りないかもしれないので、返答は少し待ってくれ。次回台湾に行ったときに、もう一度話し合いをしよう」

ということで、その物件で美容室を開くかどうかを『保留』にしてもらうことにした。

リャオも僕の事情を知り、「わかった。ただ家賃ももう支払いが始まっているので、とりあえずは自分の方で美容室を稼働しておく」

ということになり、その日のミーティングは終了した。

(いや、まだ開く準備が整っていない…うーん。断るか?)

やはり、断る気持ちのが圧倒的に大きかったが、少し時間に『猶予』をもらったので、次回の台湾まで、もう少し考えてみることにした。

とりあえず、この先どのようにして、進んでいったのか?

はまた、次回以降のブログにて!

まとめ

今考えても、台湾美容室オープンまで、色々がありえない感じで進んでいきました。

まさかの『来年』という認識のズレが約『1年

共同経営者』になる予定の僕に何の断りもなく、『勝手に』物件を契約してしまったパートナー……笑

物件を借りてしまった事実がハッキリした時は、アゴが外れそうになりました( ;∀;)

まあ、これらも含めて、ある意味『自分らしい』のかもしれません。

色々な偶然が重なり、出会った台湾一人目のパートナー。

このように、僕からすると『たまげる』ことが多々あったため、当初台湾の事を何も知らない僕は、

台湾の経営者はみんなこんな感じなのかな?と本気で思っていました。

まあ、少したって、そんなわけない事はすぐに気づきましたが…(笑)

ただ結果として、この時を含め、唐突な彼の依頼などによって、

僕自身もそれに対応できるように、自然と『成長』していくこととなります。

ある意味究極のスパルタですね(*’ω’*)

振り返るととても刺激的なことが、沢山ありました(笑)

二度と経験したくはありませんが…(*’▽’)

↓次回は番外編として、「日本で一旦面貸し美容師になってみる編です」↓

↓この記事の続きの『台湾編』はこちらから↓

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