恵比寿美容室Ref hair

恵比寿Ref hair│大人のための小顔カット美容室

普通の美容師が海外で美容室を開いたら大変なことになった!/ずっこけオーナーのドタバタ日記vol.36~新たなスタートのための人材探しvol.1

約6分
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美容師伊藤
こんにちは。アメリカ/ラスベガス台湾/台北東京/恵比寿美容室を出店している現役美容師の伊藤です。

このブログでは、何も知らない普通の美容師が、東京で美容師を続けながら、なんとなく開いてしまった海外美容室で、

  • 数々あった衝撃の出来事
  • たくさんの失敗
  • 海外美容室での日々の出来事

等を赤裸々に書いていきます。(ただ、あまりにも恥ずかしい内容は、割愛させて頂くかもしれません(-_-;))

個人の美容師さんや、ごく小規模の美容室さんが、今後海外へ美容院を出店する際に少しでも参考になれば。という気持ちと、

このブログを見た美容師さんが、うちの海外美容室のスタッフとして来てくれれば(笑)という、期待を込めて……

また、今でこそ中国語は問題なく話せますが、台湾美容室開店当初、まったく言葉が話せなかった僕が、どうやって基礎もままならない現地台湾人スタッフに教育をしたのか

といった内容も公開していきます。

美容室オープンの経歴

前回の記事にて、オープンから頑張ってくれていたスタッフが辞めてしまい、

今後どうしたものかと、パートナーと相談した結果、

日系の美容室なので、やはり日本人を採用しよう!

ということで話がまとまりました。

というわけで、今回の記事は日本人を採用した経緯のブログです(^^

前回の『スタッフが辞めてしまった編』の内容はこちらから↓

日本人スタッフを探すために

当時のSNSといえば、日本では『ミクシィ』というものが広く浸透していた。

そこで、そちらのSNSにて、海外美容室のスタッフ募集をかけてみることにした。

実はちょうど同じころ、『アメリカ、ラスベガスの美容室』出店計画が再度動き出すこととなり、

アメリカのスタッフ募集と、台湾のスタッフ募集を同時に 『ミクシィ』 で出してみた。

当時日本の美容師さんで、ミクシィをやっている人は多く、

特に人気のあるアメリカのスタッフ募集には、応募がかなり多く来ていて、連日面接を受けていた。

まだ『LINEのビデオ通話』はなかったので、東京近郊に住んでいない方とは、『Skype』にてオンライン面接をしていた。

どこでも行きます!と答えてくれた青年

当時は今に比べると、日本人で台湾に行きたいと考える人は少なく、

アジアに出店しているような日系の美容室も、まだ少なかった。

特に日本人の美容師さんで、海外で働きたい!と考える人たちの多くは、

行先としてアメリカやヨーロッパなどを選び、それらの国への憧れを持つような美容師さんも多かったと思う。

そんな理由もあり、アメリカに比べて、圧倒的に人が集まらなかった台湾のスタッフ募集…

そんな中、ある日ベトナムに住んでいるという男性美容師さんから、

アメリカ美容室へのエントリーをいただいた。

もうすぐ日本に本帰国をする必要があったようで、そのまま日本に帰るよりも、また別の海外で働きたいという希望があるとのことだった。

ベトナムの前もオーストラリアにいたようで、海外で働きたいという強い希望を持っていた。

Skypeにて面接している中、なんとなく彼にはアメリカよりも台湾のほうが向いているのではないか?と感じ

「台湾に行くのはどう?」

と、軽く振ってみると、

「自分どこでも行きますよ!」と素敵な即答が返ってきた。

アメリカに比べると、人が集まらなかった台湾スタッフ募集だが、数名の方とは面接をさせていただいていた。

ただ、この彼の「どこでも行きますよ!」との言葉と、

まだ発展途上であった、うちの台北の美容室には、彼のようなフットワークの軽い人が合うと感じたので、

ラスベガスの美容室に応募してくれた彼を台北美容室にて採用することに決めた。

採用の後に、直接会う予定の前日

採用を決めた彼が、ベトナムから日本に帰国するとのことで、日本で会う約束をした。

今思うと、確か成田経由だったので、せめてそこで会えばよかった気もするが、

話の流れで、なぜか僕が彼の実家の青森に行くことになった(;・∀・)

まあ、行ったことのない場所なので、楽しみでもあったが…

その青森へ行く予定の前日、同時に募集をかけていた、アメリカの美容室に入社したいという若い青年と、人の紹介で会うことになっていた。

紹介元のお友達の家で、ホームパーティーがあるので、そこで紹介していただけるとのことだった。

アメリカ美容師へ入社希望の若い青年は、千葉で美容師をしていて、仕事が終わってから東京に来るとのことで、合流が遅くなるようだった。

そのホームパーティーには、楽しい方々が多く参加していて、皆さんお酒好きであった。

僕も焼酎の一升瓶を持って参加し、

その持ちこんだ焼酎を、だれよりも沢山飲んでいた。

皆さんでどうぞと持ってきたお酒を、自分が一番多く飲んでしまうという最悪のことを、この頃はしょっちゅうしてしまっていた…(‘◇’)

その日は自分が持ってきたお酒以外にも、皆さんが持ち込んだお酒がたくさんあった。

当時毎日のように浴びるほど酒を飲んでいた僕には、幸せな場所だった。

自分が持ってきたお酒に飽き足らず、ほかの方が持ってきたお酒にも手を出していたが、

かろうじてまだ酔いがまわる前に、入社希望の青年と会え、話をすることができた。

その日は、取り急ぎ話を聞いてみたいということだったので、

面接希望があれば、後日あらためて行いましょう、ということになり、

明日も仕事が早いというその若い青年は、足早にそのホームパーティーを後にした。

彼が帰った後、皆さん少しづつ解散し始めたが、僕を含めた4,5名は、そのあともひたすら飲み続けていた。

楽しすぎたのと、初めて会う方が多かったので、いつも以上に酒を飲むペースも早まる…

深夜2時過ぎ位だっただろうか?

さすがに次の日青森行きなので、帰ることにした。

普段は、酔っても記憶をなくすことはほぼない。

ただ、この時は普段以上に飲みまくっていた…

帰りの途中まではハッキリ覚えている。

ただ、完全にふらふらして、何度か歩道の花壇のような場所に倒れこんだりしていたことも覚えている。

お酒を飲んだ後、動くと酔いがさらに回る。

自宅は歩いて2,30分程度の場所だったが、当時は相変わらずお金があまりなかったので、

タクシーには乗らず、歩いて帰ることにした。

そして、家に着くころには、歩いたせいで、さらに酔いが回っていたのだろう…

帰り道の後半はまったく覚えていない…

青森に行く予定であったあくる日、朝起きると、ちょうど家を出る予定時間になっていた。

家を出る予定時間…本当にちょうどくらいに起きた…

かろうじて寝坊しなかったのは、青森に行かなければならない意思がハッキリしていたからであろう…

いや、これって通常は寝坊というのかもしれない…(;’∀’)

そんなことも考えてる余裕はなかったが、慌てふためきながらふと自分の体に目をやると、

なんと、昨日の服を着ていたままだった。ヘアワックスもついている。

時計などのアクセサリーも、そのまま装着していた。

当時は冬。なんと革ジャンも着たままだった…

どうやら帰って靴を脱いだ後、洋服を脱がないでそのまま寝ていたことだった。

こ、これは!!!!

少し話が長くなりますので、次回へ続くとします…(;’∀’)

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