恵比寿美容室Ref hair

恵比寿Ref hair│大人のための小顔カット美容室

普通の美容師が海外で美容室を開いたら大変なことになった!/ずっこけオーナーのドタバタ日記vol.31~美容室でスタッフ同士が協力し合える環境を作りたい

約7分
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美容師伊藤
こんにちは。アメリカ/ラスベガス台湾/台北東京/恵比寿美容室を出店している現役美容師の伊藤です。

このブログでは、何も知らない普通の美容師が、東京で美容師を続けながら、なんとなく開いてしまった海外美容室で、

  • 数々あった衝撃の出来事
  • たくさんの失敗
  • 海外美容室での日々の出来事

等を赤裸々に書いていきます。(ただ、あまりにも恥ずかしい内容は、割愛させて頂くかもしれません(-_-;))

個人の美容師さんや、ごく小規模の美容室さんが、今後海外へ美容院を出店する際に少しでも参考になれば。という気持ちと、

このブログを見た美容師さんが、うちの海外美容室のスタッフとして来てくれれば(笑)という、期待を込めて……

また、今でこそ中国語は問題なく話せますが、台湾美容室開店当初、まったく言葉が話せなかった僕が、どうやって基礎もままならない現地台湾人スタッフに教育をしたのか

といった内容も公開していきます。

美容室オープンの経歴

前回の記事では、新しいスタッフが入ってきて、また僕+台湾人スタッフ3名の体制となり、

心機一転、新たに頑張っていこうと、はりきっていましたが、

また例によって、ちょっとした問題がおきます(・▽・)

前回の『中国語を話せるようになった、ちょっとしたきっかけ編』の内容はこちらから↓

新しいスタッフは、すぐにスタイリストになったが・・・

新しく入ってきた女の子のスタッフは、もともと紹介してくれたスタッフAJの後輩ということもあり、

AJがかなり親身になって話を聞いたり、毎朝朝練の時間を作って、

彼女をいち早くスタイリストにあげようと頑張ってくれていたため、

元々何年か経験があったその彼女は、みるみる成長していった。

僕は基本日本にいるため、直接練習を見れる機会は、月一の台湾出張の時のみ。

日本にいる間は、撮りためた練習用のカットなどのビデオを編集し、技術用マニュアルとして提供することと、

スタッフが練習する様子をビデオに撮ってもらい、それを送ってもらって、

改善が必要そうな部分や、理解できてなさそうな箇所の、アドバイスをしていた。

ビデオ越しでも、彼女の技術力が高まり、成長がハッキリ感じられるようになった頃、台湾に行ってみると、

まだ、アシスタントだった彼女が

気づいたら営業中に髪を切っていて、一瞬たじろいだが、

よくよく話を聞いてみると、AJの元々の友達であるお客様にお願いをして、モデルとしてカットさせてもらっているということだった。

最初の頃は、このようなプチドッキリは毎回のようにあったので、何かあった時は取り乱さず、まずはしっかり話を聞いてみるようにしていた。

こんな感じで、AJは後輩の子に対して、常に成長できる環境を与えてくれていた。

それによって、新しいスタッフはこのすぐ後には、スタイリストとしてデビューできることになった。

ただ、この後に起こる大事件によって、

デビューしたばかりで、まだまだ分からないことが多かったそのスタッフが、急遽、AJのお客様を代わりに全て担当することになるのだが・・・

その話はまた次回以降に( ´⚰︎` )

他の人のヘルプをしたくないと言われる( ̄▽ ̄)

スタッフのAJは過去に、

「なんでほかの人の手伝いをしないといけないの?俺は自分の技術を伸ばすためだけに頑張っている!」

と衝撃のセリフを吐いたことがあったが、

思い返してみると、自分も似たような感じで、

美容師のアシスタント時代や、スタイリストになりたての頃は、『絶対にだれよりもうまくなってやる!』

と心に誓っていて、アシスタント時代にはスタイリストのヘルプをしつつ

(はやくコイツこの方より上手くなって、ヘルプから卒業したい!)とか、

(この高飛車なヤロウ高貴な先輩より、絶対売上上げてやる!)

と思っていたいような、いないような…(*’▽’)記憶があるので、

しっかりとほかの人のヘルプはしていたが、心の中で思っていたことは、この時のAJと同じような気持ちではあった。

それを言葉にして出すか出さないかの違いだけである。

まあ、言う言わないでは、とてつもなく大きな差があるが、ある意味正直な気持ちを言ってくるスタッフは、心の芯がねじ曲がっていなければ、

表面上は何も出さずに、心では大きなストレスをため込み、それをひた隠しにしているようなスタッフよりは、圧倒的に対応しやすい。

どちらがいい悪いかは、わからないが、ストレスを口に出さずため続けているスタッフは、ある日突然限界線を越え、

一気に爆発してしまうことがあり、そうなった時は、人間関係の修復はすでに不可能になっているケースが多いためだからだ。

ちなみに、それが起こらないために常々気を付けていることは、SNSでやり取りする何気ないメッセージ。

海外店舗は、僕自身が現場にいる時間がかなり少ないため、スタッフとの連絡はLINEなどのメッセージが大半となる。

そういったメッセージには、その時の感情がわかりやすく表れるケースが多いと思う。

ちょっとした変化があるときのみ、なるべく突っ込んで聞くようにしている。

そうすると、不満などがたまっているケースが多い。

まあ、すべてを把握できるわけでもないので、気づいてあげられないケースも多々あるとは思うが、とにかく注意はしっかり払うようにしている。

話がかなり脱線してしまったが、

いずれにしても、AJが『ヘルプをしたくない』と言っていたのは、オープン直後くらいの話で、

後輩のスタッフが入ってきた頃には、積極的にお店を手伝ってくれるようになっていた。

本題は、新しく入ってきたスタッフの子に関してなのだが、

そのスタッフと通訳を挟んでミーティングしている時に、

「スタイリストになったら、ほかの人のヘルプをしたくない!」

とハッキリと伝えてきた…(*’▽’)

(え、またこのパターン……(-_-;)……)

AJも新しいスタッフも、同じ専門学校出身で、同じ場所で働いたこともある可能性もある(詳しくは聞いていない…)。

いずれにしても習慣や、考え方は似ていて当然であった。

AJとそのスタッフが育った、台湾南部の美容室は、当時人件費がとても安く、アシスタントが大勢いる美容室が多かったようで、

そうすると、スタイリストが他のスタイリストをヘルプする。という習慣は一切ない。

なので、その「ほかの人のヘルプをしたくない!」発言は、その地方の習慣によるものであり、そうなるとその地方の人からすれば、

給与体系がどうあろうと、スタイリストになったら、ほかの人のヘルプをしない。というのは当たり前の習慣なのだ。

なので、彼女たちの気持ちがどうこういう問題ではない。

ちなみに、僕は外国人であり、オーナーであるので、皆ヘルプをしてくれていたが、

結局のところ、ほかのスタッフ同士が助け合わないと、美容室は発展していかないし、そもそも当時はアシスタントを多く雇う金銭的な余裕もなく、スタイリスト同士で助け合ってもらわないと、お客様に迷惑がかかってしまう。

まずはこの問題を解決せねばと、考えてみた。

とにかく自分がヘルプする

その頃は、月に4日ほど台湾に行っていて、日数が少なかったため、自分の予約は結構埋まっていて、

ほかのスタイリストにもヘルプをしてもらっていた。

ただ、課題はほかのスタイリスト同士で、協力し合う環境を作ること。

そのため、まずはヘルプをしてもらう時の気持ちをしっかりと味わってもらおうと考えた。

自分の予約が埋まっているといっても、営業中に少しでも手が空くときはある。

その時に、スタッフのお客様を一緒にドライしたり、カラー剤を準備したり、とにかくできることはすべてやってみた。

結果としては…

うーん…多少良くなった気もした。

どちらかというと、結局は自分が他のスタッフをヘルプしたことの結果は、

ほかのスタッフが、さらに自分をヘルプしてくれるようになった感じもした…

まあ、当たり前と言っては当たり前だが…

台湾で過去在籍していたスタッフからは、『公平に!』『不公平だ!』という言葉をよく聞いていて、

要はヘルプに関しても、『不公平にならないように、やってもらったら、自分もやり返す』

というスタンスの人が多い。

まあ、鏡の法則で言われるように、相手は自分の鏡であるということなので、

いい意味でも悪い意味でも、やられたらやり返す人が多いのは世界各国共通であろう。

ただ、誰かが忙そうだから手伝う必要があるとか、自分はヒマだからだれかを手伝おう、といった気持ちの人は、少ないのかもしれない。

まあ、これも多分習慣のせいであり、相当厳しい教育のお店で育ったスタッフは、だれかをヘルプしないと!といった気持ちもかなり強いように感じる。

いずれにしても、長年染みついている習慣をすぐに変えるのは難しい。

そもそも人は、誰かに変えられようとすると、そこから逃げてしまったり、強く反発するという習性がある。

というわけで、課題の一つであった『スタイリスト同士の協力』というのは、継続していろいろな方向から話したり、行動はしてみるが

強く押し付けないことにした。

まあ、ほんの少しでも改善し続ければ良いか。という気持ちで、当時ほかの課題も山ほどあったので、それだけに集中しすぎないようにすることにした。

さて、その頃お店の本オープンから一年ほどたち、旧正月を採用している台湾の年末に差しかかっていた。

沢山のことがありすぎた一年であったが、とりあえず1年目のみ、スタッフへ手紙を送ろと考えていた。

その内容を今回書くつもりだったが、ほかが長くなりすぎたので、また次回に(;^_^

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