恵比寿美容室Ref hair

恵比寿Ref hair│大人のための小顔カット美容室

普通の美容師が海外で美容室を開いたら大変なことになった!/ずっこけオーナーのドタバタ日記vol.30~中国語が話せるようになった一つの習慣

約7分
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美容師伊藤
こんにちは。アメリカ/ラスベガス台湾/台北東京/恵比寿美容室を出店している現役美容師の伊藤です。

このブログでは、何も知らない普通の美容師が、東京で美容師を続けながら、なんとなく開いてしまった海外美容室で、

  • 数々あった衝撃の出来事
  • たくさんの失敗
  • 海外美容室での日々の出来事

等を赤裸々に書いていきます。(ただ、あまりにも恥ずかしい内容は、割愛させて頂くかもしれません(-_-;))

個人の美容師さんや、ごく小規模の美容室さんが、今後海外へ美容院を出店する際に少しでも参考になれば。という気持ちと、

このブログを見た美容師さんが、うちの海外美容室のスタッフとして来てくれれば(笑)という、期待を込めて……

また、今でこそ中国語は問題なく話せますが、台湾美容室開店当初、まったく言葉が話せなかった僕が、どうやって基礎もままならない現地台湾人スタッフに教育をしたのか

といった内容も公開していきます。

美容室オープンの経歴

さて、前回の記事では、入社予定のスタッフ2名が、二人とも連絡なしにバックレてしまい、

またスタッフを探さねばと思っていましたが、

スタッフのAJの後輩がお店に入ってくれるということになり、

ひとまずは何とか営業していける状態となりました。

前回の『スタッフがバックレちゃったよ編』の内容はこちらから↓

新しいスタッフが入ってきた

AJが後輩を連れてきてくれ、また僕以外3人体制での営業がスタートした。

まさかの、もともと決まっていた新入社員二人が、2名とも当日にバックレてしまい、

なおかつ、その頃、もともとのスタッフ2名が変わりバンコに日本に来ることになっていたので、

結果として、10席ほどある美容室で、それぞれのスタッフの一人営業が2週間ほど続いた。

スタッフにはそんな苦行を与えてしまい申し訳なかったが、そんな苦難を乗り越え、待望の新しいスタッフが入社してくれた。

AJの後輩というその彼女は、美容師経験は多くなく、アシスタントからのスタートとなったが、はきはきして気の利く素敵な女の子だった。

そして彼女はその後10年もの長い間、台北Relax hairで働いてくれることになる。

少しづつ中国語を覚えていったとある習慣

この頃は、火曜日定休日としていて、僕が出張している5日間の間も、火曜日は美容院を閉めていた。

この少し前までは、お店が赤字であるにもかかわらず、出張中の定休日である火曜日は、

なにか、売上アップなどのための策をこうじるわけでもなく、スタッフと一緒に台湾を満喫し遊んでしまう。という暴挙にでていた(*’▽’)

ただ、新しいスタッフが入った頃からは、その僕がいる定休日の午前中は、モデルさんを呼んで、僕がどう考えながら髪を切ったり、パーマをかけたりしているか?

ということをレクチャーし、それをビデオにおさめることを習慣化していた。

もともと、ウイッグと呼ばれる、髪の毛の生えた首から上の人形を使って、現場ですぐに使えるようなベーシックなカットを教えていたが、

ある程度そのマニュアルが出来上がったので、今度はモデルさんにて、実践を交えて教えるようになっていった。

そんなこんなで、今までは短い台湾出張の中の一日を、遊び倒して使っていたものを、

半日は美容に対しての時間に使い、半日だけ遊ぶという感じにシフトしていった。

ただ、この遊びに行くという行為、当時は深く考えていたわけではないが、知らず知らずのうちに中国語が上達していくこととなる。

遊びに行くと、周りは全員台湾人。

台湾は彼氏彼女が常に一緒に行動したり、だれか友達を連れて一緒に来るというのが結構一般的なため、

スタッフと遊びに行くといっても、彼氏や彼女など、結構な人数の台湾人と接することができた。

台湾出張において、一つだけ心に決めていたことがあり、

それは、なるべく現地の日本人などと交流を増やすのではなく、

なるべく長い時間、台湾人と行動をともにする。ということだった。

日本とほかの国では当然習慣の違う部分がある。

現地に住んでいる日本人から、なんとなく、台湾の方の習慣や、考え方を聞いていたが、

どうも人から聞いた話だけではピンと来なかったので、自分でしっかりと感じたかった。

営業中は、日本語を話せるお客様とは日本語で接し、そういったお客様は日本人の僕に合わせて会話をしてくれる。

また、中国語しか話せないお客様に関しては、とにかく当時の僕は、中国語の通常会話はほとんどできなかったため、完全にだんまり。

また営業中は、外国語を気にしていると、どうしてもスピードが落ちてしまい、そうなると、お客様をお待たせする時間が増えてしまうので、いずれにしてもそこから台湾の習慣や文化などを感じ取るのは難しかった。

そのため、中国語を学びたいというわけではなく、言葉はわからないながらも、

『台湾の方をもっと理解したい!』

という気持ちから、なるべく現地の日本人の方よりも、台湾人のスタッフやその友達たちに台湾での少ない時間を使うようにしていた。

ただ、この頃は

『中国語?難しすぎるよ!!!絶対無理!!!まあ、何とかなるっしょ!!!』

と本気で思っていたため、中国語の勉強自体はしていなかったが、

営業以外の時間に、台湾の方と多く接しているうちに、当たり前に中国語も上達していった。

今となっては、この頃の遊びに行くという行為が、とても良かったと感じている。

中国語が身に付き始めたのもあるが、単純に楽しく、美容室はまだ少しだけ赤字方向であり、初期費用すら回収できるのか?という感じでもあったにもかかわらず、なぜだかストレスはほとんどなかった(*’▽’)

『ポジティブシンキング』といった言葉もあるが、もはやそんなことを意識するまでもなく、

単純に楽しんでいた。

もしかすると、嫌なことはなるべく忘れる。という習慣があるので、大変だった部分は印象に強く残っていないだけかもしれないが…(-_-;)

さて、そんなこんなで、本オープンから一年ほどたち、もうすぐ台湾の年末を迎えようとしていた。

初年度の年末には、スタッフに手紙を送ろうと思っていたが、それが結構大変で…(;’∀’)

その内容はまた次回に!

おまけ/当時の中国語のヘアスタイルのカウンセリングにて

まだ、中国語があまり話せない頃、

ヘアスタイルを決めるカウンセリングに関しては、とっておきの一つのセリフでやりきっていました。

それは「我決定」俺が決める。というセリフでした(;’∀’)

今であれば、例えば同じようなセリフを言うときでも、

「細かい部分はこちらで似合うように決めさせてもらってもよいでしょうか?」

といった感じでスマートに伝えられますが、当時は誰かから、

「中国語に敬語なんてない。何も気にするな」みたいなことを言われていて、

それを完全に真に受けてしまっていた僕は、中国語がわからないのをカバーするため、

お客様から、いろいろ要求を言われる前に「俺が決める」とだけ、お客様に伝えて、いろいろ言われそうな要求をシャットアウトし、難しい中国語からは、完全に逃げていました。

そんなセリフを言われたお客様は、一様に一瞬たじろぎ、それからうなずいてくれているように感じていたのですが、

そりゃ、こんなセリフを言われたら、威圧感があり、お客様は何も言えなくなって、自然とこの反応となっていたのだと思います(;’∀’)。(皆様ごめんなさい…)

ただ、そんなお客様の気持ちは当時の僕は知るよしもなく、日本語を話せないお客様に対しては、この感じで通していました。

台湾では、基本、紹介つながりのお客様で予約がある程度埋まっていたため、

日本にいるうちに、事前準備として、通訳の方に間に入ってもらい、カウンセリングをして、ヘアスタイルやカラー、パーマなど、必要なことを決めていたのですが、

台湾では『突然の変更』なども多く、急に、紹介だといって予約のない方がご来店されたり、

お客様の付き添いで来た方が、そのまま自分もやりたいと、なったり、ちょこちょこある『突然』には、

このセリフで対応していました。

何も知らないって、恐ろしいですね…何様だったのでしょう(-_-;)

こんなのが一応通用していたのは、周りのスタッフの気遣いだったり、

とっても優しいお客様たちの、温かい気持ちがあったからこそだと気づき始めたのは、もう少し後になります。

どこの国の人でも、同じ人間です。

たとえ特別な敬語がその国の言葉になかったとしても、

会話には相手を気遣う『伝え方』というものがあり、それがないと相手を嫌な気持ちにさせてしまいます。

良い子のみなさんは、決してこのセリフはマネしないでくださいね(^^)

↓次回「美容室でスタッフ同士が協力し合うのはどうしたらよいの?…編」はこちらから↓

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