恵比寿美容室Ref hair

恵比寿Ref hair│大人のための小顔カット美容室

普通の美容師が海外で美容室を開いたら大変なことになった!/ずっこけオーナーのドタバタ日記vol.28~台湾美容学校のコンテスト

約6分
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美容師伊藤
こんにちは。アメリカ/ラスベガス台湾/台北東京/恵比寿美容室を出店している現役美容師の伊藤です。

このブログでは、何も知らない普通の美容師が、東京で美容師を続けながら、なんとなく開いてしまった海外美容室で、

  • 数々あった衝撃の出来事
  • たくさんの失敗
  • 海外美容室での日々の出来事

等を赤裸々に書いていきます。(ただ、あまりにも恥ずかしい内容は、割愛させて頂くかもしれません(-_-;))

個人の美容師さんや、ごく小規模の美容室さんが、今後海外へ美容院を出店する際に少しでも参考になれば。という気持ちと、

このブログを見た美容師さんが、うちの海外美容室のスタッフとして来てくれれば(笑)という、期待を込めて……

また、今でこそ中国語は問題なく話せますが、台湾美容室開店当初、まったく言葉が話せなかった僕が、どうやって基礎もままならない現地台湾人スタッフに教育をしたのか

といった内容も公開していきます。

美容室オープンの経歴

前回のブログでは、中国語を話せるようになった経緯のパート①を書きましたが、

少し長くなりそうだったので、続きは今後どこかのタイミングで書きます(^^;)

前回の『中国語を覚えるポイント編』の内容はこちらから↓

台湾のパートナーのリャオは、台湾の美容学校などに顔が利き、

その紹介で、少し外部の活動も行うようになっていました。

今回もちょっと脱線ではありますが、

台湾美容学校のコンテストの審査員をさせて頂いた時の内容です。

しょっぱなから、いつものようなバタバタ感

その日は事前に、パートナーから南部の学校に行くと言われていた。

何かやって欲しいようなことを言われていたのだが、その時の内容は

パートナーから、台湾人スタッフへ伝達され、

その後台湾人スタッフから、中国語で僕に伝えられたため、僕の中国語の能力の低さもあわさり、意思疎通があまりできず、

詳しい内容はよくわかってはいなかった。

あまり何も知らされないまま、現場に行かされて、講習を開いたり。などといったことはチョコチョコあったので、

少しそのような内容にも慣れてはいた。

「何かあったら、パートナーが何とかしてくれるだろう…」という甘えた気持ちもあったため、

何をするかわからない事への不安はあまりなかった。

(ちなみに、もう少したった頃、当たり前ではあるが、何かあった時にはすでに、パートナーが何とかする、などといった修正がきくはずもなく、
すべては自分の責任である。と悟ったが…)

朝、パートナーが店まで車で迎えに来てくれて、その他美容室のスタイリスト2名と僕を乗せ、南部へ向かった。

とりあえず、車内では色々な会話があり、まだ美容室をオープンさせて間もなかったのもあり、

パートナーも色々僕に聞いてきてくれていたが、当時パートナーの中国語は僕には聞き取りづらく、

会話の80%以上は、何もわかっていなかった( ;∀;)

そんな感じで、1時間半ほど車に揺られ、

到着した場所は、学校だった。

どうやら、台南辺り?の美容学校ということだった。

車内の会話はほとんどわからなかったが、その日何かしらのコンテストがあり、そこで審査員をする。

という内容は、何となく聞き取れていた。

到着したのが、美容学校ということは、学校内部で何かのコンテストがあるのだろう。と何となく事情が分かってきた。

僕らが学校に入るや否や、こちらに気づいた学校の先生が、何やらあわてているようだった。

なんだかよくわからなかったが、急げ急げ!と、うながされているのはわかった。

小走りで案内され、その場所でコンテストの開会式のようなものが行われるようで、どうやらすでに始まっているようだった。

審査員は、舞台上に座る必要があったようで、それで先生方が遅れた僕を急がせていたようだった。

舞台上の椅子に座ると、横の席から日本語が聞こえてきた。

その日は僕以外にも日本人の方がいらっしゃった。

呼ばれたコンテストは、台湾の美容専門学校と、『SPC GLOBAL』さんという、日本の企業との合同開催のコンテストであった。

そのため、そのつながりのある、日本で美容室を経営されている方や、

それ以外にも、直接台湾の美容学校とつながりのある、日本の美容学校の校長先生なども、参加されていたのだった。

しかし、落ち着いて周りを見渡すと、かなりの人数の生徒さんが、そこの場所には集まっていた。

後に聞いた情報だと、台湾の美容学校は日本と違い、例えば高校や、大学の一部として運営されているようで、

日本の専門学校に比べると、規模が大きいということであった。

そんなこんなで、いつものように

『あまり説明のないまま、連れていかれ、ついてみてからアタフタする。』という

お決まりのパターンで、その日の審査員はスタートした( ;∀;)

コンテストのクオリティの高さにびっくり!

僕が専門学校の時、学校内でコンテストのようなものがあったのは、卒業制作と合わさった一回だけだったと思う。

美容師になってからも、特にコンテストに出た経験もなく、美容人生でコンテストのようなものに参加したのは

その、僕の1度きりの『コンテスト』は、学芸会の延長程度の取り組み方や、クオリティーだったと記憶している。

そのため、その日のコンテストも当時の僕と似たような感じなのだろうなと、勝手に想像していた。

台湾の美容学校で行われたそのコンテストは、色々と部門が分かれていたようで、

ウイッグと呼ばれる、首から上の人形を使ってアップスタイルを作る部門や、

モデルを使用した、ヘアメイクと衣装を合わせたトータルコーディネート部門、

さらには、モデルにウエディングドレスを着せ、ヘアメイクをする、ウエディング部門など

それ以外にも沢山の部門があり、すべて合わせると10数個位の部門があったと思う。

僕らは、教員室のようなところで、他の台湾の先生方と一緒に各部門のコンテストが終わるのを待ち、

終わると、その会場に案内され、審査をする。といった感じだった。

最初に行ったのは、ウイッグを使用した部門だったが、

その部屋に入って、ずらっと並んだ作品を見て、クオリティーの高さに驚いた。

もちろん、各作品で出来栄えに差はあるように感じたが、特に上位に食い込みそうな作品は、

自分が想像した、学芸会の延長とは全く違った、自分の学生時代には、絶対に作れなかったであろうものだった。

ちなみに各部門の『お題』などは聞かされておらず、(遅刻したから聞きそびれたのかも…)

決まった形に仕上げるような部門は、まだ判断しやすかったが、

個性あふれる作品が並ぶ部門は、評価が難しく…

しかも、平均各部門、20前後ある作品を、点数でつけるのではなく、

すべて優劣をつけ、1位~最下位までを決めなけければならず、

また、採点時間もあまり長くなかったため、初めての審査員を担当させて頂いた僕は、

『てんやわんや』で、頭をフル回転させていた。

そんな状態が、休憩をはさみながら、朝から夕方までずっと続いていった。

そして、コンテストの最後には、盛大なセレモニーや表彰式が行われたのだが、

各部門の表彰者の生徒さん達を見ているうちに、

『ヤクザ映画を観たあとの観客は、肩で風を切って歩く…現象』と似たような感じなのか、

帰り際には僕自身、表彰された子のような気持ちになっていて、

台湾美容室での経営は、まだ何も成功していないのにも関わらず、すっかり気分は良くなっていた(;’∀’)

また、その日出席されていた日本人の美容室経営者の方々は、皆さん成功されている方たちで、

審査の合間に、その先輩たちから、日本の美容室経営のお話を聞いたりすることができ、

それによって、自分も早く結果を出したいという気持ちが強まり、

とにかく、その日は、沢山の刺激をうけ、貴重な一日となった。

まだまだこの後も、台湾美容室は『右往左往』しながら進んでいきますが、その辺りはまた次回♪

↓次回の『入社予定のスタッフが2名とも当日来ない…編』はこちら↓

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